内容説明
わたしの日教組かくありき―たたかいのなかで労働者になっていく教師たちの戦後をえがき、覆される戦後教育の「いま」に送るメッセージ。戦後史をとらえ労働運動の思想を浮き彫りにする。
目次
1 光と影(「還らぬ教え児よ」;スローガンの世代性について;「倫理綱領」の制定;「学者文相」の退場;「日教組征伐」 ほか)
2 辺境を守る(再生の拠点をめざす;地域連帯のひとつのかたち;草の根保守との対峙―「日の丸、君が代」;抜擢昇給とのたたかい―組織力の問題について(1)
教科書採択の不正をあばく―組織力の問題について(2) ほか)
著者等紹介
内田宜人[ウチダヨシト]
1926年生まれ。1952年、早稲田大学第一文学部仏文科卒業。同年より東京都墨田区の中学教員を1987年まで勤める。この間、東京都教職員組合墨田支部委員長、東京都教職員組合本部執行委員、東京地方労働組合評議会常任幹事、東京都同和教育研究協議会会長などを務めた
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