児童図書館・絵本の部屋
オスカーとフー

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 31cm
  • 商品コード 9784566007932
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

オスカーは、ゆめを見るのが大好き。ところがある夏、家族旅行に出かけたオスカーは、ふと気が付くとさばくのまん中でまいごになっていた!そのとき小さな声が話しかけてきて…。オスカーとフーの、ふしぎなふしぎな、お話。画家のマイケルは、2001年に短編アニメ映画部門でアカデミー賞受賞に輝いた注目の作家です。   小学校低学年~

内容説明

オスカーは、まどべにすわって、ゆめを見ているのがすきな子です。空の高いところを、ゆめ見ては、ときどきじぶんがどこにいるのかも、わすれてしまいます。ところがある夏、かぞくりょこうに行って、ついゆめを見ていたために、おかあさんやおとうさんとはぐれてしまいました。まわりはひとっこひとりいない、さばくです。いくらよんでも、だれもこたえてくれません。するとそのとき、ふしぎな友だちが、どこからともなくあらわれて…。

著者等紹介

テオ[テオ][Theo]
1963年、フランス生まれ。パリ育ち。カナダのモントリオールで科学者として働いていたが、まもなくフランスにもどり、コンピューターではなく人間を相手に仕事をするようになりました。以来、イギリス、フランス、ドイツ、スペインでのテレビの子ども番組の制作に、もう10年以上たずさわっている

ヴィット,マイケル・デュドク・ドゥ[ヴィット,マイケルデュドクドゥ][Wit,Michael Dudok de]
1953年、オランダ生まれ。学校を卒業後、スイスのジュネーヴではエッチングを学び、イギリスではアニメーションを学んだのち、最初の映画『インタビュー』を制作。本の挿絵を描くばかりでなく、アニメーションについて教えたり、テレビや映画のために数多くのコマーシャル用アニメを制作して、たくさんの賞を受けている。短編アニメには、多数の賞を受けてアカデミー賞候補ともなった『僧侶と魚』、『トム・スウィープ』などがある。最新作『岸辺のふたり』(くもん出版)は、アカデミー賞とBAFTA賞に輝いている

さくまゆみこ[サクマユミコ]
1947年、東京生まれ。出版社勤務を経て、現在はフリーの翻訳者・編集者。玉川大学・大学院非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

33
オスカーは夢見るのんびり屋さん。両親は逆に慌てん坊。家族旅行で砂漠へ行き、オスカーは両親とはぐれてしまいます。泣いている時にどこからか声が。空に浮かぶ小さな雲のフーでした。ひとりぼっちのフーとオスカーは仲良しになり、フーがオスカーのために両親を探してくれます。家に戻り元気になってからも、フーはいつもオスカーと一緒。単純な絵と絶妙な訳で楽しさ倍増。2020/11/14

tokotoko

28
主人公は、夢見がちなオスカー。いつも空を見てぼーっとしてます(ちょっと・・・友達(^O^)!)。ある日、家族旅行に行き、何と!砂漠で迷子になってしまいます。その時、声が聞こえます。その声の主が雲のフー。2人はすぐ友達になり・・・。色の数は少ないけれど、とても伸びやかな絵。絵だけでも、気持ちが十分伝わってきます。大人はせっかちですね!私、のんびりしてるけど、のんびり屋の子どもから見ると、きっとせっかち!だから、気づけなくて、悲しくさせてたかもなぁ・・って、可愛いオスカーとフーの小さな後ろ姿を見て思いました。2014/05/01

おはなし会 芽ぶっく 

17
オスカーは空想の世界で遊ぶのが好きな男の子。ある日オスカーは砂漠で迷子になってしまう。お母さんを探していると、頭の上に綿あめのような小さなはぐれ雲フーが現れた。フーはお母さん探しを手伝ってくれ、お母さんが見つかったあとも、いつもそばにいてくれる…。2020/01/09

Willie the Wildcat

11
空を見る。夢を見る。だからこそ、迷子になって出会えたフーだと思う。フーとの友情は温かい。特にフーがオスカーの涙をぬぐう場面がとても印象的。迷子、というよりちょっとした冒険だね。我が子にもいつも夢を見て欲しいものだと感じる。絵もストーリーのように優しい。2012/06/09

ニコニコ

3
 砂漠で旅行中に迷子になったオスカーを助けてくれたのは、小さな雲だった。感動系のお話です。フーが「雨を降らせると消えちゃうよ」と言っている箇所があって、え、フー、二回泣いてたような……と思ったのですが、おそらく、大量に雨を降らせると消えてしまうと言うことで、少し泣くくらいなら大丈夫ということなのかもしれません。と、個人的に解釈しています。本当にいい作品だと思います。昔の映画を観ているような……懐かしい気持ちになりました。2016/06/25

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