出版社内容情報
おじいちゃんが、ジョディに、さやいんげんの種をくれた。ジョディは、そのお豆を庭にうえ、毎日お水をやって、世話をした。春がさり、夏がすぎ、そして秋が終わるころ…。ジョディの庭にきてみて。そこでは、季節がめぐり、植物の生命そのものが成長していくようすが見られるよ。 小学校低学年~
内容説明
おじいちゃんが、ジョディに、さやいんげんの種をくれました。春がさり、夏がすぎて、秋へときせつがうつるあいだ、ジョディは、お豆のせわをしつづけました。ジョディの庭に、きてみて。そこでは、きせつがめぐり、しょくぶつが、いのちそのものが、せいちょうしていくようすが、みられますよ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
おじいちゃんに貰ったインゲン豆の種を植えたジョディ。おじいちゃんに育てるためのアドバイスを貰いながら、毎日欠かさずお世話をする。毎日見ることで発見や変化にも気付くし、そして無事に育った喜びはひとしおでしょう。おじいちゃんも手を出すのでなく、任せて見守る事は子育てにも通じるものがあると感じました。2020/01/09
えり
22
おじいちゃんにさやいんげんの種を貰ったジョディが、ただひたすら一生懸命育てます。「どうなるの?」としきりに問うジョディにおじいちゃんは「見守っていればわかるから」というだけ。必要以上のことは教えてくれません。植物を育てることで子供が自分で何かを発見し、命を知り、喜びを得る、その過程をおじいちゃんもまた、優しく見守っていたんですね。細かい絵を一つ一つ丁寧に見ていくのが楽しく、勉強になる本でした。2014/03/11
遠い日
13
ジョディとおじいちゃんが植えて世話をするインゲン豆。間引きして支柱を立てて、見守る。おじいちゃんはジョディに最小限のアドバイスしかしない。「見守る」ことの大切さをジョディはそこから学ぶ。育てて、食べることの一連の流れは、野菜を育てるときの醍醐味。おいしく食べるにも「見守る」こと、観察が欠かせないのだ。そして、最後の豆の役割が、いいですね。2016/04/06
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
ジョディの家におじいちゃんが来て、いんげんまめの種をくれました。一緒に種を蒔きながら「見守ってれば、わかるから。」という言葉に、子どもたちへの接し方を考えさせられました。一緒に育てたいんげんまめ、とても美味しかったでしょうね。 背景でお母さんのお腹が大きくなっていき、裏表紙でベビーカーを押すジョディの姿が奥深いです。 ※外出自粛中の中メンバーと、いつもは選書しない分野に挑戦しように取り組んでます。私が高齢者向けに選書してみました。<こんなふうに愛してほしい>2020/05/05
絵具巻
3
文京区立根津図書館で借りました。2015/07/27