出版社内容情報
ママ、せかいってなに? だれのもの? クマのこがママにきく。せかいって、この森のこと。せかいは、あなたのためにあるの! おなじことを、ライオンのぼうやが、くじらのこが、ウサギのあかちゃんが…。地球上の生き物すべてのために世界はあることを、やさしく温かく伝える。 幼児~
内容説明
せかいってなあに?だれのためにあるの?森のおくでクマのこがママに、あつい草原でライオンのぼうやがパパに、海の中でクジラのこがかあさんに、ききました。せかいは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
143
パパ、世界っていったい誰のものなの?人間のものなの?いくら地球が頑張ったって、空や海や植物が地球を守って、生き物たちが種を運んで、なのに何で人間は人間同士で争っているの。地球はみんなのものでしょ。何で罪のない子どもたちが巻き込まれなきゃいけないの。みんなこの地球に生きているんだよ。…ライオンたちは自然に許された範囲で生きている。…そろそろ争いを止めないか。ブライドのために命を消しさっていいのか。…パパママ、何で人はビルを作って爆発させるの?…絵は美しく心を浄化させる絵本。一部の人間だけが地球を汚している。2021/05/16
モリー
60
動物たちの幼い子が「世界はいったい誰のもの?」と父や母に尋ねます。父や母は答えます。「世界はお前のためにあるのさ」「世界はあなたのためにあるのよ」と。では、人間の子と父に尋ねます。さて、お父さんはどうこたえたのでしょうか。2019/12/26
のえる
45
図書館絵本。まるで写真のような、繊細でリアリティーさの中に暖かさも感じられる絵に引き込まれ、思わず魅入ってしまった。初めて見るのが読み聞かせだったら立ち止まってしまいそう。 「せかいはなに?だれのもの?だれのためにあるの?」もしかしたら同じ問いを世界中のあらゆる場所で、子が親に投げかけているかもしれない。くまの親子やライオンの親子、フクロウの親子らが・・・。世界を、自然を大切にしよう、想像力を膨らませて世界のことを捉えてみようと思い巡らすきっかけづくりとなりそうな絵本。2021/11/09
小夜風
36
【図書館】素敵な表紙に惹かれて手に取りました。動物の子どもたちがママやパパに「世界って何?世界って誰のもの?」と聞いていくお話。哲学的な絵本は難解になりがちですが、これは子どもたちにもとても判り易く書かれていて、それでいて強く訴えてきます。判り易いからこそ心に響くのかも…。どの絵も本当に素敵で、うっとりと眺めました♪2015/03/08
たまきら
32
読み友さんの感想から。美しい絵と暖かなことば。幸せな気持ちになれます。お父さんと娘で読んでもすごくよさそうだなあ…♡2021/11/30