出版社内容情報
ウィリーは虫もころせない。みんなウィリーを「こしぬけ!」ってよぶ。もう、うんざりだ! ウィリーは強くなろうと決心した。まずは体そう、それからジョギング、、ボクシング、ボディービル。ウィリーは、どんどん強く大きくなった。そして…? ●国際アンデルセン賞受賞画家 幼児~
内容説明
“こしぬけ”にはもうおさらばだ!!トレーニングにはげんだウィリーはぐんぐん大きくなって…でもやっぱりウィリーって…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テルテル
37
いつもビクビクして人の目ばかり気にして『自分は腰抜けで何も出来ない人間だ』と思っている人はいないだろうか。私のお気に入りの絵本『おおきなあな』と共感できる。全ての人に、必要のないの人間などいない。何か使命を持って生まれてきていると信じたい。あなたにはあなたにしかできない使命がある。『いじめ』『病気』『借金』『災害』等多くの悩みがあるだろう。しかし、それを乗り越えたあなた自身を誰かが待っている。乗り越えたからこそ語れる体験という力は、周りの人の救いとなる。大きな使命だと思う。だから負けないで前進してほしい。2015/07/04
たまきら
20
この作家さんの類人猿の絵には愛がこもっています。特にゴリラ!元々オタマさんがゴリラ好きになったのも、この人の絵本だったなあ。2018/04/17
ヒラP@ehon.gohon
18
弱虫のウィリーが自分を鍛えて、馬鹿にしていた人たちを見返すというお話でしょうか。それともあれは夢だったというお話でしょうか。どちらにしてもウィリーのやさしさは変わらないのですが、空想か現実か考えてしまう作品です。2020/12/19
ヒラP@ehon.gohon
18
すぐに謝るのは、優しいからでしょう。 それでも、ひどい目に遭っても謝るのは、弱いからかもしれませんね。 心機一転、自分を鍛え上げたウィリーはりっぱです。 ミリーをチンピラからどの様に救ったのか、重要なシーンが抜けているのが残念でしたが、好感の持てる絵本です。2018/08/02
Rie
15
ウィリーは自分が悪くなくても「すみません、ごめんなさい!」とあやまってしまう。「こしぬけウィリー」なんて呼ばれているのがしぬほど嫌だったウィリーはある広告をみてトレーニングをはじめたが…。地道な努力。胸を張って歩く姿は自信満々でかっこいいと思ったらやっぱり中身はウィリー!2015/01/27