出版社内容情報
「おやすみ、ウィリー。あした、きみがっこうへいくんだよ」。はじめて学校へいく前の晩、希望と不安にゆれる男の子は、その気もちをぬいぐるみのクマにかたりかけます。自分をはげまし元気づけようとする少年の心を、あたたかいタッチで伝える絵本。 幼児~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuki
58
初めて学校に行く日の前夜☆彡くまのぬいぐるみウイリーに話しかけるぼくの言葉。それは全て僕自身に向けた言葉。新しい環境に飛び込む前のドキドキ>ワクワク。それは子供でも大人でも同じかもしれない。。。幼い頃のお気に入りのぬいぐるみ。ある時は悩みを分かち合い、ある時は背中を押してもらう。心強い相棒は、自分の心の鏡だったんだなぁ(*´ω`*)2016/05/27
かおりんご
41
絵本。ほんとは自分が学校へ行くのが不安なのに、全部くまのぬいぐるみのせいにしているのが笑えます。だけど、子どもたちにとっては、それだけどきどき不安な場所でもあるんだろうなぁ。2016/04/04
chiaki
35
満を持して、次女の初登校前夜読み聞かせ。子どもってなんて可愛らしくて、なんてたくましい。くまのぬいぐるみウイリーへの語りかけは、眠れない自分のそのままの気持ち。未だ見ぬ世界への期待と不安で溢れています。幼年時代との別れ、節目を表すラストの潔さもまた好み。新たな門出を迎えるとき、きっと背中を押してくれる1冊です。2023/04/10
ヒラP@ehon.gohon
33
初めて学校に行く男の子の緊張感が伝わってきます。 最初は、クマのぬいぐるみが登校するのかと思うほど、クマのウイリーに語りかけていましたが、自分自身に言い聞かせていたのですね。 朝になってからの行動には、男の子にスッキリした様子が見られるので、不安は期待に変わったのでしょうか? 学校から帰ってきたら、どんなお話があるのでしょうね。2021/03/08
mincharos
24
来年小学校へ行く息子へ。男の子の強さと弱さがよかったなー。不安だけどがんばらなきゃ!って、自分に言って欲しい言葉をクマのぬいぐるみに言い聞かせてるんだね。息子は上野動物園で1歳のお誕生日に買ったゾウのぬいぐるみをずっと大事にしてたけど、最近はなんでもにーにの真似をしたがる娘に取られちゃってる。この週末に「もうすぐ小学校準備セミナー」なんかを聞きに行っちゃったりして、親の私の方が来年に向けて既にドキドキだよーー2017/10/27