感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mer
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「バベルの塔」の作者ピーテル・ブリューゲルの息子が作った絵本。ページをめくるとそこに現れるのが題名にもなっている村のおまつりの絵。一見楽しそうにも見えるが、よくよく見ると人間の(あまり人様に見せたくない)良くない部分ばかりが描かれています。絵の中の登場人物たちを個々にフォーカスを当てそこへテキストが添えられると、なんともまぁ人間臭く本音が描かれています。表情や動きが豊かなのも凄いですが、これだけ描き込みはさすがです。私が借りられた作品はなんと初版の物で昭和53年、お値段なんと980円。ちょっと手が震える…2025/06/25
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