内容説明
長いあいだ、子どもたちに愛されてきた『にんじんケーキ』の改訂版。この度、訳文を見直し、より読みやすく組み替え、表紙もより華やかにしました。美しくやさしいイラスト、おたがいを思いやり、理解しあうことの大切さを語るユーモラスな文章。いつの時代の子どもたちにも受け入れられる、愛らしい絵本。
著者等紹介
ホグローギアン,ナニー[ホグローギアン,ナニー][Hogrogian,Nonny]
1932年アメリカ合衆国ニューヨークに生まれる。作家およびイラストレーター。ハンター・カレッジ卒業後、1966年の“Always Room for One More”、1972年の『きょうはよいてんき』(日本語版:ほるぷ出版)で二度にわたるコールデコット賞に輝く
乾侑美子[イヌイユミコ]
1941年東京生まれ。お茶の水女子大学卒業。家庭文庫を手伝った後、主に児童書の翻訳に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
42
図書館の絵本の飾り棚にて。素敵な装丁と美味しそうなタイトル♪と借りました。ふわりと空気を感じる柔らかい絵、キュートなうさぎさんに惚れ。楽しいメロディーが聞こえてきそう♪…と、おやおや雲行きがあやしい空気に。まるでおくさんは私の夫で、だんなさんは自分を見てるようでした。うちらも仲直りしてにんじんケーキ食べれたらいいな。お若いうさぎさんご夫婦、末長くお幸せに〜♡2018/05/05
小夜風
25
【図書館】あらまあ。これは結婚する前に読みたかったわ(笑)。結婚式ではこれほど似合いの夫婦はいないと言われていたのに、ハネムーンから帰って新婚生活を始めたら…。自分を含め、会話が成り立たない夫婦って悲劇だと思うんです。黙っていても判り合える…なんて、最初から会話が成り立たないくらい意思疏通出来ないふたりには、どれだけ時間が経っても無理ですから(苦笑)。これ、全部ひらがなだけど大人向けの絵本かな~?2014/09/01
anne@灯れ松明の火
24
「絵本のお菓子」を読み、読みたくなって。新婚夫婦のお話なのだが、タイトルと出だしからは想像できない展開。大人向けというのか、大人も???と思うような(笑) 気になったら、読んでみて(笑) 「絵本のお菓子」では「幸せのキャロットケーキ」を紹介。2021/07/23
ヒラP@ehon.gohon
22
新婚のウサギ夫婦、しあわせ過ぎてなのか、話がなんだか噛み合っていません。 話をちゃんと聞けていない奥さんに、ご主人はだんだんイライラしてきました。 ご主人のお説教に感情的になった奥さんは、ついに癇癪を落としてしまいました。 なにも言わずに、キスし合えばしあわせだなんて、ラストシーンはまとまりましたけれど、こんな事が続いたら、きっと生活はうまくいかない…。 と思うのは、大人読みに過ぎるでしょうか?2023/07/24
ほんわか・かめ
15
誰もが羨むようなお似合いの夫婦。ハネムーンから帰ったばかりの新婚夫婦のやり取りが少し落語的で、どんなオチになるのかなぁと楽しみに読み進めていたら、なんか人生訓みたいになっちゃって。多くを語らずとも共にいるだけで幸せなんだよ、って意味なんだろうけど、それは長年連れ添った夫婦に似合う言葉かも。新婚のふたりの性格は果たして合うのかな?〈1979/2009改訂版/評論社〉2023/12/15