内容説明
わたしは太陽!あなたのなかにもわたしのひかりがいきているのですよ。ぐるぐるめぐるエネルギーをみどりの植物がささえ、あなたは、植物から酸素をもらったり、たべものをもらったりしていきています。エネルギーのしくみを考えてみましょう。
著者等紹介
チザム,ペニー[チザム,ペニー][Bang,Molly]
1943年、アメリカのニュージャージー州に生まれ、メリーランド州で育つ。ウェルズリー・カレッジでフランス語を専攻し、卒業後1年半、京都に滞在。帰国後、日本の新聞社の通訳として働いたあと、アリゾナ大学とハーヴァード大学で極東地域の言語と文学を学ぶ。画家の母と挿絵画家アーサー・ラッカムなどの影響で絵画への関心を抱き続け、1973年に、自ら翻訳し挿絵をつけた最初の本を出版。これまでに、児童書を中心に40冊あまりを出版
チザム,ペニー[チザム,ペニー][Chisholm,Penny]
マサチューセッツ工科大学教授。32年間にわたってエコロジーを教えている
さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京生まれ。出版社勤務を経て現在はフリーの翻訳者・編集者。青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
74
ひかりエネルギーといのちのつながりについてのえほん。太陽は光合成を通して命を与えてくれます。植物から取り込んだ光エネルギーは、植物を食べることによって、体内に取り込むことができる。植物と動物がどのようにいのちの循環をしているのか、分かりやすく書いたえほん。2023/10/24
モリー
73
私が毎日食べる米の一粒一粒にお日様から届いたエネルギーが蓄えられています。だから、私は食事の度に太陽の光を体に取り込んでいることになるのでは?と思ったことがあります。◆表紙絵の美しい光の点は太陽から届く光の粒です。良く見ると植物や動物の体内でも光ってます。植物が光合成によって作り出したエネルギーの小さなかたまりを、人も動物も体に取り込んでいるのです◆「むねに手をあてて、わたしのひかりを、かんじてみてください。あなたのなかに、いのちがあるのがわかるでしょう?あなたはいきているわたしのひかりなのですよ。」2021/01/17
おはなし会 芽ぶっく
17
太陽の視点で描かれたいのちの繋がりの絵本。疑問を1つずつ優しく解説しながら読み進めるので分かりやすい。解説には更に詳しく書かれているので、子どもも大人も満足できるでしょう。光合成って何?の疑問に教科書に書いてあることを答えるのは簡単ですが、それが私たちのいのちとどう繋がっていくかを知ると、それ以上に知りたい!と思ってくれるかもしれませんね。文中の太陽が人間に「わたしのエネルギーをとりこむことはできません」に疑問(ビタミンDは?)にも解説で答えてくれていました。2021/04/20
けんちゃん
16
本屋さんで。いのち、そしてエネルギーのしくみをわかりやすく表現している絵本です。最近、このタイプの本が多いなぁ。地球環境、そして自分の命に目を向ける啓蒙本、こちらも触発されて手に取ることが多いです。内容的にはどれも大切なことを伝えようとしているのですが、どれもすんなり受け入れられるわけではなく…この作品は、ちょっとケバイ感じ。最後まで読む前に疲れてしまいました。2012/05/07
kazu_tea
6
体の中で太陽のひかりが生きている・・・なんて不思議で壮大なんだろう。ドラマチック科学絵本。2015/07/18