内容説明
わたしは太陽!町のあかりが、きらきらひかっています。まるで、夜空の星がおちてきたみたいに。あのあかりも、もともとは、わたしのひかりなのですよ。わたしの物語をきいてください。そしてエネルギーと電気のことを考えてみましょう。
著者等紹介
バング,モリー[バング,モリー][Bang,Molly]
1943年、アメリカのニュージャージー州プリンストンに生まれ、メリーランド州ボルティモアで育つ。ウェルズリー・カレッジでフランス語を専攻し、卒業後は1年半、京都に滞在。帰国後、しばらく日本の新聞社の通訳として働いたあと、アリゾナ大学とハーヴァード大学で極東地域の言語と文学を学ぶ。ほかの邦訳作品に、『ソフィーはとってもおこったの!』(コールデコット賞オナー、評論社)がある
さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京生まれ。出版社勤務を経て現在はフリーの翻訳者・編集者・青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
183
私たちの星から光が消えてしまったらどうなるのでしょう。私も消えてしまうのでしょうか。この星が光を失ってしまうと風の声は聴こえるかもしれませんが、空も雲も鳥さえも見えなくなってしまいます。星月夜は微かに照らしてくれますが雨が降ればその光も届きません。消えてしまって一番困るのは誰でしょう。今宵も街の明かりは星屑を見失うほどにきらきらと灯っています。部屋の明かりを消してみてください。目の前の全てが消えてしまいますが何かが見えてくるかもしれません。楽しみも悲しみと共に生きています。地球を大切にしたいと思いました。2022/09/23
モリー
76
何かに興味を持ち、調べて学んで考えること、そして自分の暮らしと結びつけて再考することの大切さに気付かせてくれる素晴らしい絵本だと私は思います。エネルギーの流れを可視化するアイデアは独創的であるだけでなく、美しくて親しみやすく、それでいて様々な個別具体のバラバラな知識に統一的な理解をもたらします。人間は太陽からやってくるエネルギーを活用して豊かな暮らしを実現しています。しかし、その豊かさを維持するには様々な工夫が必要です。どのようにすれば維持できるのか、この絵本を読み合って話し合ってみませんか。2021/07/31
たまきら
40
天と地が来て、光あれ。読みながら旧約聖書を思いました。人々が魅了されたものをつきつめていくと、科学になる気がするからかなあ。時期的なものなのかもしれないけど。2022/12/29
どあら
32
図書館で借りて読了。太陽の光や熱は、人類にとってとても大切なモノ。(4分10秒、高学年向け)2021/02/06
ヒラP@ehon.gohon
27
太陽の光が、どのようにしてエネルギーを地球に送っているのか、電気ということだけではなく、気象や生態系にも触れているため、シンプルにしただけ解りにくい絵本になっているように思います。 これでも簡略化したのだという、長文のあとがきの解説を読んで、この絵本が少し理解できたように思いますが、思いがこもりすぎだと感じました。 ソーラー発電に特化したなら、一番伝えたいことが見えやすくなったのでは。2023/04/15