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出版社内容情報
時はローマ帝国の時代、紀元78年にナポリ近郊のヴェスヴィオ火山が大爆発し、付近にあった二つの都市は瞬く間に火山灰に埋もれてしまった。時は過ぎ、1748年、ある農夫のふるった鋤の一撃から完全な形で現代によみがえった古代都市ポンペイの生活の全貌を描いた大型絵本。 小学校中学年~
内容説明
1900年前、ヴェスヴィオ山の大噴火は、またたくまにポンペイの町全体を、生きたまま埋めさってしまった!しかし、その結果、完全な古代都市としてポンペイの町は発掘され、そして現代に蘇った。古代文明の魅力と人類の不思議を伝えるダイナミックな大型絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
23
映画【ポンペイ】を視聴して、再度読んでみるとまた新たな発見があった。剣闘士(奴隷)を生かすか殺すかを決める瞬間のサインについても、ちゃんと書かれていた!2022/03/13
ほんわか・かめ
17
写真は掲載されておらず、イラストと平易な文章だったが結構読みごたえがあった。ポンペイの発掘に至った経緯、宝物目当てから、歴史を検証するための発掘へ。石膏型取りの技法は、ポンペイの生活を明らかにしただけでなく、噴火直後の人々の死にものぐるいの情景までも再現。多くの遺体のそばには家中からかき集めたと見られる貴重品が散乱していたという。肉屋、八百屋、床屋、そして広告代理店もあったというから驚きだ!2021/04/22
ナハチガル
10
このシリーズは二冊目だけど、本当によくできてる。自分が子どもの頃にあったら夢中になってただろうか。そんなわけはないか。当時、光量を調節できるランプがあって、読書の習慣があったことも驚きだが、その後識字率がどんどん下がり、現在の水準になるのに20世紀までかかったという話も驚きだ。当時パン工場があって、すでに主婦たちは店でパンを買っていたという話も面白い。人間の知恵と自然の力と考古学の楽しさを味わえる良作だ。A。2021/08/09