内容説明
うさぎがぴょんぴょんさんぽをしていると、みちにへんなものがおちていました。「おや、なんだろう?」いままでみたこともきいたこともないものでした。
著者等紹介
柴野民三[シバノタミゾウ]
東京都生まれ。児童文学者、詩人。1992年82歳で永眠。『かまきりおばさん』(国土社)で赤い鳥文学賞特別賞・日本童謡賞を受賞
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。ボローニャ国際児童図書展エルバ賞、グラフィック賞を3年連続受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わむう
19
落ちている片方の長靴を見つけたうさぎ。何かわからず出会った動物たちに聞きます。帽子やら花瓶やら知ったかぶりされて教えられ、頭にかぶったり花を活けたりしますが長靴だと聞いて両方の足を入れて歩こうとしますがもちろん歩けません。そして、うさぎさんが捨てた長靴を見たリスがこれは自分たちのベットにピッタリだよと言って居心地良い寝床にするというオチでした。2017/09/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
うさぎが散歩中にみつけた変なもの。見たことも聞いたこともないものなので、色んな動物たちに尋ねますが、みんな知ったかぶり。正しい名前も使いかたも知ったけれど、結局いらなくなってしまいました。そこへリスがやってきて…。2019/11/22
遠い日
9
知らないことが、おかしみを生むお話。知ったかぶりも、笑いを生む。知っていれば何でもないことが、回り回って別物に。りすさんたちの活用が、いちばんグッド。2019/04/23
Cinejazz
8
〝ウサギが、ピョンピョン散歩をしていると、道にへんな「もの」が落ちていました「おや、何だろう?」今まで見たことも、聞いたこともない「もの」でした。「これは何でしょうか?」と尋ね歩きます...森のフクロウ博士は「それは帽子じゃよ」。 キツネは言いました「それは帽子じゃない。花瓶だよ」。 遊びに来たクマは「そ、そ、それは花瓶じゃないよ。買物袋だよ。...コマドリが歌いながら「それは、長靴っていう靴ですよ~」〟・・・児童文学者<柴野民三>作、画家<いもとようこ>絵による、ほのぼの童話絵本です。🐇🎩👢2024/02/11
紅生姜
1
知ったかぶりはよくないけどね、長靴をぼうしにしたり買い物袋にしたり、なかなかいいアイデアかもしれません。結局長靴の正しい使い方を教えてもらえなかったうさぎさんがちょっと気の毒。でもそのかわりに、りすさんが賢く再利用しましたとさ。2013/11/22