内容説明
薬学教育モデル・コアカリキュラムに基づき物理化学教育が実施されている。物理化学は、「Ｃ：薬学基礎」の中の「Ｃ１：物質の物理的性質」に準拠し、おもに「物質の構造（量子化学）」、「物質のエネルギーと平衡（熱力学）」、「物質の変化（反応速度論）」で構成され、有機化学、生化学、薬理学、薬剤学などの専門分野を学ぶうえで必要となる基礎知識や考え方の根幹をなしている。本書では、コアカリキュラムをふまえ他の分野との関連性を意識して、できるだけ薬学領域への応用にふれながら、物理化学を学ぶ意義と重要性を感じられるように、そして低学年にもわかりやすいように心がけて解説している。また、多数の例題と演習問題を配しており、基本事項の確認と薬剤師国家試験の対策にも役立つように配慮されている。
目次
気体の性質
熱力学第１法則
熱力学第２法則
化学平衡
相平衡
溶液の化学
電気化学
化学反応速度論
化学結合
分子間相互作用〔ほか〕
著者等紹介
楯直子［タテナオコ］
１９８４年東京大学薬学部薬学科卒業。１９８９年東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。現在、帝京大学大学院薬学研究科教授、薬学博士
平嶋尚英［ヒラシマナオヒデ］
１９８４年東京大学薬学部薬学科卒業。１９８６年東京大学大学院薬学系研究科博士課程中退。現在、名古屋市立大学大学院薬学研究科教授、博士（薬学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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