内容説明
組織の分化、器官の発達が著しい後生動物に的を絞り、その多様な形態がどのように進化してきたかを解説する。Hox遺伝子など形づくりに重要とされる基礎情報の紹介だけでなく、さまざまな発生段階や動物種間において形態進化と遺伝子レベルでの進化を関連づけ、またその際に問題となる点も数多く取り上げている。
目次
序章 エヴォデヴォの興隆
1章 発生と分子進化
2章 クモから見た発生プログラムの進化
3章 海産無脊椎動物の発生と進化
4章 脊索動物の進化:原索動物から脊椎動物へ
5章 脊椎動物の発生と進化
6章 脊椎動物の有対付属肢の多様性と進化
著者等紹介
倉谷滋[クラタニシゲル]
理学博士。1981年京都大学理学部卒業。1998年岡山大学理学部生物学科教授。2001年理化学研究所発生・再生科学総合研究センターチームリーダー。2005年同グループディレクター
佐藤矩行[サトウノリユキ]
理学博士。1971年新潟大学大学院理学研究科生物学専攻修士課程修了。1973年京都大学理学部動物学教室助手。1975年同助教授。1994年同教授。1995年京都大学大学院理学研究科生物科学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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