内容説明
本書は、魚類のうちの硬骨魚の受精現象について詳説したものである。受精の準備段階から受精が完了するまでの過程を順序立ててていねいに解説するとともに、過去の研究から最新の研究までを網羅的に紹介している。受精の過程と研究の過程の両方を見通すことにより、何が解明されていて、何がまだ明らかになっていないのかが明確になり、今後の研究の指針を示してくれる。本分野を学ぼうとする学部生や大学院生だけではなく、研究者にとっても有益な書となるであろう。
目次
1章 受精の準備
2章 配偶子の形態
3章 精子の付活と卵との出会い
4章 卵と精子の合体
5章 精子侵入に伴う卵の反応
6章 雌雄前核の形成
7章 雌雄両前核の移動と合体
8章 単精受精機構
9章 異種間受精と雌性発生
著者等紹介
岩松鷹司[イワマツタカシ]
1961年東京農業大学農学科卒業。1966年名古屋大学大学院理学研究科満了(単位取得)。愛知学芸大学助手、愛知教育大学助手。1967年理学博士。1968年愛知教育大学講師。1970年愛知教育大学助教授。1978年愛知教育大学教授。2001年愛知教育大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 恐怖箱厭魂 竹書房文庫