内容説明
本書では、「花は葉から進化したのではないか」という仮説をもって花および果実の構造を詳しく観察することを勧め、それによって得られる数々の証拠を1章に総論的にまとめている。2章では花粉を運ぶ役割を果たす昆虫と花との関係を解説し、3章は実践編として、観察の際に役立つよう配慮しながら書かれている。
目次
1 葉から花への進化(進化的考察の重要性;花が葉からできたことを示す証拠;葉を花に変える環境要因とその遺伝子)
2 花の形と適応(送粉の方法;花の形と適応)
3 葉・花・果実の観察(葉と花;花の観察;果実の観察)