内容説明
伝熱工学の標準的教科書である。天下り的記述を極力排除し、重要な概念については、由来、定義、適用条件がわかるようにし、正確な内容把握と、使える知識になることを意図して記述されている。温度とは何かからはじめ、熱伝導の物理的イメージを明確にしながら基本となるフーリエの法則を導きその適用限界もわかるようにした。様々な物体の熱伝導率の定義や、固体表面と流体との間の熱伝導など熱伝導現象の基本理論を解説する。さらに効率的な熱機器設計に際して必要な熱伝達促進技術の例を述べるなど、工学的応用例を重視して熱伝導論を展開している。
目次
1章 導入
2章 フーリエの法則
3章 静止物体中の熱の流れ
4章 強制対流伝熱(熱伝達率の定義)
5章 自然対流伝熱
6章 熱交換機と熱伝達促進技術
著者等紹介
梅村章[ウメムラアキラ]
1972年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。1977年東京大学大学院工学系研究科(航空学専攻)修了、工学博士。1980年山形大学工学部講師。1983年山形大学工学部助教授。1992年山形大学工学部教授。1995年名古屋大学大学院工学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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