内容説明
本書は、大学・工業高等専門学校の電気・電子・情報系の学生のための『ディジタル信号処理』の入門テキストである。時代は今やディジタル技術真っ盛りで、音声信号や画像信号をはじめ、移動通信や衛星通信など、ディジタル化が主流である。ディジタル化された信号はコンピュータと相性がよく、自動認識、合成が可能であり、通信に限らず工学的全般に応用され利用されている。本書では、必要と思われる基本理論に内容を制限し、数式の誘導は省略せず、説明はできるだけ詳しくした。練習問題解答は、MATLAB・C・EXCELによる作図を配し、学生への配慮をしている。
目次
ディジタル信号処理とは
1 連続信号の取り扱い
2 離散的信号とその取扱い
3 高速フーリエ変換
4 窓関数
5 ディジタルフィルタ
6 ケプストラム分析
7 線形予測分析
著者等紹介
加川幸雄[カガワユキオ]
1963年東北大学大学院工学研究科修了。1970年富山大学教授。1990年岡山大学教授。2001年秋田県立大学教授。現在、日本大学研究員、非常勤講師(大学院)、工学博士
堤一男[ツツミカズオ]
1973年熊本大学大学院工学研究科修士課程修了。1982年スエーデン王立工科大学音声通信研究所文部省在外研究員。熊本電波工業高等専門学校教授、博士(工学)
三好正純[ミヨシマサズミ]
2002年熊本大学大学院自然科学研究科博士課程修了。熊本電波工業高等専門学校教授、博士(工学)
清田公保[キヨタキミヤス]
1986年豊橋科学技術大学工学部卒業。1998年アリゾナ州立大学在外研究員。熊本電波工業高等専門学校教授、博士(工学)
広林茂樹[ヒロバヤシシゲキ]
1995年工学院大学大学院博士課程退学。金沢大学助手。1999年富山大学講師。富山大学助教授、博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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