内容説明
心を科学的に表現することをめざす計量心理学について、感覚の強さの測定、感覚の弁別力と検出力の測定、信号検出理論、SD法、信頼性・妥当性、項目反応理論、測定と有意味性という7つの独立したテーマを掲げ、初学者でも理解できるようていねいに解説した書。数学が苦手な読者のために、補足や付録を充実させている。また、著者のホームページでは、実際に分析ができるようプログラムが提供されており、自ら体験しながら学ぶことができるよう配慮されている。
目次
1章 感覚の強さの測定―感覚測定のいろいろなモデル
2章 感覚の弁別力と検出力の測定―感覚弁別と検出のモデル
3章 信号検出理論―感覚と判断
4章 セマンティック・ディファレンシャル法―感性空間の表現
5章 信頼性と妥当性―測定の基本問題
6章 項目反応理論―新しいテスト理論
7章 測定(尺度)と有意味性―測定と法則の根本問題
付録
著者等紹介
岡本安晴[オカモトヤスハル]
1977年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。1983年文学博士。日本女子大学人間社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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