内容説明
経済現象に関する人々の判断、意思決定、行動について、非線形効用理論、行動経済学、行動意思決定論等の概念枠組みを取り入れながら解説したテキスト・参考書。経済行動や消費者心理研究に関する諸理論や各種実証研究について身近な具体例を用いてわかりやすく解説。心的会計や口コミなどに関する消費者心理学、ゲーム理論、多属性意思決定の過程追跡研究や神経科学的研究などについても言及している。
目次
1章 経済心理学とは何か―経済心理学の視点と研究の枠組
2章 合理的選択と顕示選好―最良の選択を導くための条件と選好関係の理論的表現
3章 期待効用理論と経済行動―効用の期待値で意思決定を予測する
4章 非線形効用理論とプロスペクト理論―線形期待効用理論のパラドックスを解消する
5章 心的会計とフレーミング―消費者の価格判断などの決定の枠組
6章 経済行動における意思決定過程―意思決定の過程追跡と相互作用分析
著者等紹介
竹村和久[タケムラカズヒサ]
1988年同志社大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程単位取得退学。1995年筑波大学大学院システム情報工学研究科助教授。2002年早稲田大学文学学術院教授。博士(学術)、博士(医学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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