内容説明
本書は、全体を思春期、青年期の2部構成とし、それぞれの段階における心理的・社会的な発達課題やそれに対応した問題、さらには心理臨床的支援について、現代的な幅広い視点から解説した教科書である。心身ともに成長著しいこの時期に出会う社会との関わりの重要性を、時代と社会の変遷を踏まえて紹介し、各段階に特徴的な問題や病理について事例を交えて詳しく解説する。また、心理療法における問題点や留意点にも言及している。
目次
第1部 思春期(思春期の臨床心理学;思春期の心身の発達;思春期の問題と病理;思春期における心理療法)
第2部 青年期(青年期の臨床心理学;青年期の社会的な自己の発達;青年期の問題と病理;青年期の心理療法)
著者等紹介
永井撤[ナガイトオル]
1978年横浜国立大学教育学部心理学科卒業。1984年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京都立大学助手、助教授、教授を経て、首都大学東京都市教養部教授、臨床心理士、文学博士
井上果子[イノウエカコ]
1992年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了、横浜国立大学教育学部講師、助教授を経て、横浜国立大学教育人間科学部教授
神谷栄治[カミヤエイジ]
1997年東京都立大学大学院人文科学研究博士課程単位取得満期退学。現在、中京大学心理学部准教授。精神分析学会認定心理療法士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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