内容説明
本書は、心理学実験や調査法で必要となる初等的な統計手法について解説した教科書である。まず、記述統計の基本的な事項をわかりやすく紹介したのち、推測統計の基礎を理解するうえで重要となる母集団や標本について述べる。さらに、統計的仮説検定の原理の説明を行い、t検定、x2検定等について、事例を用いてやさしく解説する。また補遺には数学的な補足や、統計ソフトRの使い方、実行例とそのプログラム等も掲載している。
目次
1章 記述統計の基礎(変数とデータ、尺度水準;代表値 ほか)
2章 推測統計の基礎:母集団と標本(母集団と標本;標本抽出 ほか)
3章 統計的仮説検定(検定の倫理;検定統計量の解釈 ほか)
4章 t検定:2つの平均値に関する検定(要因と水準:データの構造;t分布:新しい標本分布 ほか)
5章 度数と比率についての検定:x2検定(分割表;適合性の検定 ほか)
著者等紹介
嶋崎恒雄[シマザキツネオ]
1981年関西学院大学文学部心理学科卒業。1986年関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程心理学専攻単位取得満期退学。1989年‐91年日本学術振興会特別研究員(北海道大学)。1992年関西学院大学文学部専任助手。2003年関西学院大学文学部教授
三浦麻子[ミウラアサコ]
1992年大阪大学人間科学部卒業。1995年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中途退学。1996年大阪大学人間科学部助手。2004年神戸学院大学人文学部助教授。2009年関西学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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