内容説明
大学生の学生生活を入学期、中間期、卒業期、大学院学生期と分け、それぞれの時期に学生が直面しやすい課題や問題点を、実際、著者らが学生相談の場で感じたり、配慮している点などを盛り込みながら具体的に解説する。発達過程の視点から心理的特徴を具体的に紹介するので、学生生活の実践的ガイド書としても好適である。
目次
第1部 大学生の学生生活サイクル(学生生活サイクルとは;入学期の特徴;中間期の特徴;卒業期の特徴;大学院学生期の特徴)
第2部 学生生活の諸領域(学業と研究に関する相談;進路に関する相談―進路の課題とキャリアカウンセリング;対人関係の相談事例から)
第3部 多様化する学生生活(女子学生の問題;学部ごとの学生生活と自分らしさ;編入学生と社会人学生;海外生活経験のある学生;留学生;短期大学生の学生生活;周辺在籍者)
第4部 学生生活の諸問題(不登校学生の心模様―「生き方の変更」に挑戦する学生たち;神経症的問題と学生生活;精神障害と学生生活)
第5部 学生生活と学生相談(高校・社会との接続―主体的選択の時代を生きるために;研究室への適応;カウンセリングによる自分自身のふり返りのすすめ;大学教育を支える学生相談)
著者等紹介
鶴田和美[ツルタカズミ]
1951年愛知県生まれ。1977年広島大学大学院教育学研究科博士前期課程修了。1995年日本心理臨床学会奨励賞受賞。現在、名古屋大学学生相談総合センター・発達心理精神科学教育研究センター教授、博士(心理学)、臨床心理士。日本学生相談学会『学生相談研究』編集委員長
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