内容説明
本書は、比較行動学研究の多様な発展の状況を追跡するために、ヒトと動物、サル類および人間に関連する研究を単に総説としてではなく、研究者各自の具体的な研究テーマやデータに即してできるだけ平易に表現し、比較行動学の今日の現状を学部学生や大学院生などにも理解できるようにまとめられたものである。
目次
第1部 サル(社会的グルーミングの構造と機能;メスのフォロワーシップ;近接関係に基づく集団の構造 ほか)
第2部 サルとヒト(サルもヒトを観察する;離乳と子の自立;親子間のアタッチメントとその形成過程 ほか)
第3部 ヒト(低出生体重児の母親行動;学齢期における超低出生体重児の行動評定;対人関係と表情表出;知覚は変化する)