内容説明
本書は単なる学者の業績の羅列でなく、それらが心理学全体の流れの中に位置づけられ、そのもつ意義・役割などが理解しやすいよう明快な筆致で叙述されている。発達心理学は今日の心理学の中で最も発展が著しく、中心的な地位を占めているにもかかわらず、その発展をもとめた書はない。その意味で本書のもつ価値は大きく、専攻学生・研究者・実務家にとって格好の参考書である。
目次
1 序論
2 発達理論の諸次元(機械論対有機体論;素質論対環境論;行動主義対認知理論;進化思想の波及;発達段階区分と発達段階論)
3 発達心理学の歴史(ウィリアム・ティーリー・プライヤー;ジョージ・J.ロマーネス;サー・フランシス・ゴールトン;エルンスト・ハインリヒ・ヘッケル;グランヴィル・スタンリー・ホール;アルフレッド・ビネー;ジェームズ・マーク・ボールドヴィン;ジークムン・フロイト;アーノルド・ゲゼル;ハインツ・ウェルナー;ジャン・ピアジェ;エリック・エリクソン;ジョン・ボウルビー;アルバート・バンデューラ)
4 発達心理学の現状と課題(ピアジェから情報処理理論へ;内容領域の拡大と理論の多元化)
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- 和書
- 桐一葉 - 鵜飼敏彦句集