内容説明
本書は、脳科学の視点から、視覚、注意、記憶・言語、発達、感情、社会の各テーマについてわかりやすく解説した心理学の概論テキストである。まず、視覚機能と注意を取り上げ、歴史的背景から最新の研究成果、それを支える神経メカニズムを体系的に解説する。次に、読み・話す・理解・記憶することの脳内メカニズムや、認知機能と脳年代的変化について述べ、さらに、対人心理学・コミュニケーションなどの社会心理学のテーマについても脳科学を通して紹介する。
目次
1 知る・感じる―知覚感覚情報処理の基礎(日常の中の注意;視覚的注意とその神経基盤 ほか)
2 覚える・使う―記憶と言語(記憶の分類と神経基盤;読みのメカニズム ほか)
3 育つ・老いる―変わりゆく脳とこころ(脳と心の発達;認知機能の加齢変化)
4 人とつながる―感情と社会、コミュニケーション(社会的行動とその動機づけ;コミュニケーションの心理学 ほか)
著者等紹介
松本絵理子[マツモトエリコ]
2000年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了博士(人間・環境)。2000年~2005年独立行政法人情報通信研究機構研究員。2005年神戸大学国際文化学部助教授。現在、神戸大学大学院国際文化学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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