内容説明
本書は、さまざまな心理学実験法を、Excelを使って習得することを目的にまとめられたものである。認知心理学にかかわる心理学実験を中心に取り上げ、基本概念の解説からはじめ、実験課題の説明、実験プログラムの使用法、実験データの分析方法および分析のポイントについて、初学者向けに簡潔にまとめられている。心理学実験法を学ぶ際のテキスト・参考書として、さらには、心理・社会・教育系の学生が卒業論文を作成する際の実験手引き書として好適な書である。
目次
心理学における実験
実験プログラムの使い方
錯視―ミューラー・リヤー錯視
視覚探索―視覚探索課題
注意の自動性―ストループ課題
注意のバイアス―ドット・プローブ課題
視空間イメージ―心的回転
潜在記憶(直接プライミング;間接プライミング)
ワーキングメモリ(オペレーションスパン課題;n‐back課題)
大脳半球機能の非対称性(視野分割法;両耳分聴)
潜在的態度(潜在連合テスト;感情誤帰属手続き)
付録 実験刺激の作成
著者等紹介
久本博行[ヒサモトヒロユキ]
1978年関西大学大学院社会学研究科修了。現在、関西大学社会学部教授
関口理久子[セキグチリクコ]
1991年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、関西大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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