内容説明
テストに関する理論的な考察やテスト得点の統計的な取扱いに関する解説、さらにさまざまなテストの詳細を実践的に吟味した、心理テストの本格的な入門書。第1部では、標準化・信頼性・妥当性という三つの側面を中心に、テスト理論に関する最近の研究の進展まで含めて網羅的に解説。第2部では、実際に使われている知能検査、学力テスト、神経心理学的アセスメント、客観的パーソナリティテスト、投影法、職業興味検査などについて具体的に紹介した。最終章ではテストにかかわる倫理と法の問題について、多くの事例をとりあげながら考察している。
目次
第1部(心理テストの世界;テストに関する情報源;テストの規準;信頼性;妥当性;テストの開発と項目分析)
第2部(知能―その理論と争点;個別式知能検査;集団式のメンタル能力テスト;神経心理学的アセスメント;学力テスト;客観的パーソナリティテスト;臨床で用いられるツールと技法;投影法;興味と態度;倫理と法の問題)
著者等紹介
繁桝算男[シゲマスカズオ]
Ph.D.。1968年東京大学教育学部教育心理学科卒業。1974年アイオワ大学大学院修了。東北大学、東京工業大学、東京大学を経て、帝京大学文学部教授
椎名久美子[シイナクミコ]
博士(学術)。1990年東京大学工学部計数工学科卒業。1995年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。大学入試センター研究開発部助手を経て、大学入試センター研究開発部准教授
石垣琢麿[イシガキタクマ]
博士(学術)。1987年東京大学文学部心理学科卒業。1993年浜松医科大学医学部卒業。1999年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。横浜国立大学教育人間科学部を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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