分析化学と情報理論

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  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784563045890
  • NDC分類 433
  • Cコード C3043

内容説明

本書は、分析化学における情報理論の実際的な応用を解説した書である。物質分析のプロセスを分解し、解決を必要とする問題、分析対象物、サンプリング、測定、測定値の評価、分析結果のまとめ、物質情報化、分析対象物のキャラクタリゼーション、問題解決のための解釈など、信号と情報の流れと問題解決へのプロセスを系統的かつ包括的に解析し、その各段階で情報理論を適用しようと試みている。特に、多成分分析にとって重要となる同定、定性、定量、表面および構造解析などの分析のシステム的な側面に的を絞って解説している。クラスター分析、パターン認識、因子分析などを含む多変量データ解析についても数章を割り当て詳述する。物質分析に携わる技術者、研究者にとって必携の書である。

目次

分析化学の目的
情報理論の基本的概念
成分同定
定性分析
定量分析
多成分分析
最適分析計画
品質保証
分布分析―マイクロ分析、表面分析、および走査手法
構造解析
ケメモトリックス―多変量データ解析の情報量
情報理論―分析化学の理論的基礎となりえるか

著者等紹介

二瓶好正[ニヘイヨシマサ]
1963年東京大学工学部卒業。2001年東京大学名誉教授。現職、東京理科大学理工学部教授。工学博士

長塚義隆[ナガツカヨシタカ]
1972年東京工業大学大学院理学研究科博士課程修了。現職、日本電子テクノサービス株式会社。理学博士

相島鉄郎[アイシマテツオ]
1971年北海道大学大学院農学研究科修士課程修了。現職、有限会社化学・感覚計量学研究所。農学博士
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