内容説明
本書は、現象の“変化”を科学的に理解するための基本となる拡散・移動現象論を、緻密かつわかりやすく解説したテキスト、参考書である。基本概念から拡散理論の展開まで、現象を定量的に把握し数式で表現する手法について、かみくだいて説明している。また熱伝導度、粘度、拡散係数などの輸送物性値や、層流、乱流といった“流れ”の性質、流れ場での物質移動をとりあげ丁寧に解説する。さらに化学工場における装置の設計、バイオテクノロジーを利用した物質生産、あるいは様々な環境問題の解決法として、拡散や移動現象論の概念がいかに威力を発揮しているか、その実際面を詳述する。
目次
1 万物は流転する
2 拡散と濃度分布
3 移動現象と物性値
4 流れ場での移動現象
5 移動現象論の応用
6 まとめと補遺
-
- 和書
- 野望のブロンド 徳間文庫