内容説明
遺伝学は、分子から集団までのさまざなレベルにおける遺伝現象の法則性を追求する学問であり、生物科学の諸分野の基礎をなしている。上巻ではメンデルの遺伝法則にはじまり、染色体地図の作製法、量的形質の遺伝、突然変異、進化の過程などの基礎を、幅広く、バランスよくまとめ、ていねいに説明してある。
目次
第1部 メンデル説と染色体説(メンデルの遺伝法則;有糸分裂と減数分裂;確率と統計;性決定、伴性遺伝、家系分析;真核生物における連鎖と染色体地図;原核生物とウイルスにおける連鎖と染色体地図;細胞遺伝学;量的形質の遺伝)
第2部 進化遺伝学(集団遺伝学、平衡、突然変異、移住、遺伝的浮動;集団遺伝学:任意交配からのずれと自然選択;進化過程の遺伝学)