内容説明
科学技術の発展とともに、あらゆる工学の分野において建造される構造物は巨大化、薄肉化の方向にある。これら構造物設計の安全性および合理化に対する要求から、座屈強度の解析が強く求められ、有限要素法による解析手段はその強力な方法として目覚しく発展してきた。本書は、この座屈問題の有限要素解析法に関する初等的教科書を目指して書かれたものである。
目次
総論
梁柱の座屈問題とその有限要素解析法
骨組構造の座屈解析
平版の座屈および安定問題
構造物の座屈および安定解析の残された問題と将来の展望
付録 2自由度剛棒―バネ系の安定問題