内容説明
本書は、東京大学工学部における長年の講義をもとにまとめられた弾性力学の教科書である。全体を通して、まず種々の弾性問題に対する基礎方程式の導き方に重点をおいて説明し、次に容易に解が得られる基本問題についての応用例を示す、という構成をとり、基礎を確実に理解できるよう配慮した。したがって弾性力学の基礎をなすエネルギ原理については、特に詳しく解説されている。
目次
応力の解析
ひずみの解析
応力ひずみ関係式と弾性方程式
弾性力学の諸定理
二次元弾性問題
棒のねじり
棒の曲げ
平板の曲げ
殻の膜理論
殻の一般理論
平板の大たわみ理論
座屈理論
熱弾性学
異方性体の弾性学
有限変形理論
直交曲線座標における応力とひずみ
三次元弾性論