内容説明
現代物理学におけるゲージ場の果たす役割を意識しつつ、量子論へ進む前の古典論の段階での電磁気学を場の理論の観点から解説したテキスト・参考書。すなわち電磁波の電播・放射、特殊相対論に基づく電磁場の理論、電磁場中での電荷の相対論的運動等の内容について丁寧に解説している。多くのコラムで関連事項を紹介し、また各章末に演習問題を掲げ詳しい解答を付してある。学部2、3年の初学者ばかりでなく、ゲージ場の量子論等を学ぶ大学院生にも有用な書である。
目次
1 マクスウェル方程式と電磁波
2 電磁波の伝播
3 電磁波の放射
4 特殊相対性理論
5 電磁場のローレンツ変換
6 電磁場中での荷電粒子の運動
7 加速運動する電荷からの電磁波放射
付録
著者等紹介
岡真[オカマコト]
1980年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。神戸大学助手、マサチューセッツ工科大学研究員を経て、1985年ペンシルベニア大学物理学科助教授。1991年東京工業大学理学部助教授。1996年東京工業大学理学部教授。1998年東京工業大学大学院理工学研究科教授(改組により)。専門は原子核・ハドロン物理学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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