内容説明
本書は、スピンに関する基本的な事柄から、偏極の定式化とその応用までを、理論的に、体系立てて解説する。特にスピン現象の応用として、原子核における現象をとりあげ、その実験結果とともに丁寧に説明している。さらに補編として、現在行われている偏極陽子ビームを作る方法等についても紹介する。
目次
1 固有角運動量―スピン
2 量子力学の基礎
3 スピンと電磁場の相互作用
4 偏光
5 Dirac方程式とスピン
6 散乱とスピン偏極
7 スピン偏極ビームの特性と偏極ビームを用いた断面積
8 核構造とスピン
9 核反応とスピン偏極現象
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