内容説明
本書は理工系大学の初学者を対象とした物理学の入門的教科書である。本書の特色は大きくいって2つある。1つは高校で微積分を学んでこなかった学生も意識し、物理で使う数学についてかなり丁寧に説明していることであり、もう1つは「モデル」や「ミクロとマクロ」あるいは「場」といった自然の見方に重点をおいて解説していることである。下巻では電磁気学と熱学および振動・波動を解説している。物理学の考え方を重視し、斬新な構成と、平易な説明を心掛けた、初学者向けの新しい教科書である。
目次
5 電気と磁気(電磁気学の成り立ち;静電場の性質;ガウスの法則 ほか)
6 熱―マクロなモデルからミクロなモデルへ(温度と熱のマクロなモデル;気体のマクロなモデル;理想気体のミクロなモデル:気体分子運動論 ほか)
7 振動と波動(振動と波動を特徴づける量;振動の例;波動の例 ほか)