内容説明
23名の専門家がそれぞれの専門性を活かしながら「知の根源」を問う。第1部の「源」では「考える」から「思う」、「意識」のしくみから思想まで根源的な知を広く考察し、第2部「伝」では「知」を伝える日常的な様々な手段を論じます。最後の第3部「野」は、私達の世界を構成する物質そのものから、地球と自然、そして既存の学問や制度を考えます。
目次
第1部 「源」(基底的な知あるいは知の源泉)(認知と学習;ことばと知と感性の根源;観照(テオーリアー)と思惑(ドクサ) ほか)
第2部 「伝」(知の伝達あるいは展開される知)(数学の世界―ギリシャ数学がもたらしたもの;言語とコンピュータ;ことばの意味とはなにか―象徴記号としての言語の創造性 ほか)
第3部 「野」(知の構築あるいは対峙する知)(歴史のなかの物理学;ゆらぎと物理学;地球資源 ほか)