内容説明
本書は、新しいデジタル社会に対応した人材育成のための「数理・データサイエンス・AIモデルコアカリキュラム」を踏まえたリテラシーレベルの教科書である。様々なデータを適切に読み解き、分析する力を身につけられるように、まず、私たちの生活のなかでビッグデータやAI技術がどのように活用されているかを紹介したのち、各種データの扱い方や表現方法、Excelの操作等を身近な例を使って説明し、データ解析の基礎となる確率と統計や、AI技術を支える機械学習について具体的な例を用いてわかりやすく解説する。さらにデータを扱う際の留意点やデータに関する法律、倫理、個人情報保護の考え方についても述べ、AI技術の進展や実社会でどのように応用されているか等、最先端の話題にも言及する。
目次
第1章 社会におけるデータ・AI利活用
第2章 データリテラシー
第3章 データ・AIを扱う上での留意事項
第4章 確率と統計
第5章 実践データサイエンス(機械学習)
第6章 社会における数理・データサイエンス・AI(1)―機械学習の現在・過去・未来
第7章 社会における数理・データサイエンス・AI(2)―ビジネスにおけるデータサイエンス
第8章 社会における数理・データサイエンス・AI(3)―人工知能技術と社会実装の取り組み
著者等紹介
齋藤政彦[サイトウマサヒコ]
1980年京都大学理学部数学系卒業。1985年京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。1996年神戸大学理学部数学科教授。2017年神戸大学数理・データサイエンスセンター・センター長
小澤誠一[オザワセイイチ]
1987年神戸大学工学部計測工学科卒業。1989年神戸大学大学院工学研究科計測工学専攻修士課程修了。1998年神戸大学博士(工学)。2011年神戸大学大学院工学研究科教授。2017年神戸大学数理・データサイエンスセンター副センター長
羽森茂之[ハモリシゲユキ]
1986年神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。1991年デューク大学大学院経済学研究科博士課程修了(Ph.D.)。2003年神戸大学大学院経済学研究科教授
南知惠子[ミナミチエコ]
1984年神戸大学文学部卒業。1988年ミシガン州立大学コミュニケーション研究科修了。1993年神戸大学大学院経営学研究科後期課程退学。1998年神戸大学博士号(商学)。2004年神戸大学大学院経営学研究科教授。2020年神戸大学経営学域長、経営学研究科長、経営学部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。