内容説明
本書は、証明行為(推論)の論理構造、証明の基本的パターンに関する知識、および定義文や命題文の論理構造を分析するための基本的な方法の説明を目的としています。本書の内容は、大学学部1年生を対象に行ってきた授業の講義ノートをもとに書き下ろしたものです。高校数学(数学1・A)の知識があれば理解できます。従って、情報科学や情報工学を学ぶ学生や社会人の方にとっても、自習用テキストとして利用していただけるでしょう。
目次
1 はじめに
2 命題論理式
3 真理値分析と推論
4 命題論理に基づく証明テクニック(1)
5 命題論理に基づく証明テクニック(2)
6 述語論理の基礎
7 命題・条件の論理構造分析
著者等紹介
戸田誠之助[トダセイノスケ]
1959年生まれ。1984年電気通信大学大学院(計算機科学専攻)修士課程修了。以後、国文学研究資料館研究情報部情報処理室、電気通信大学電気通信学部情報工学科助手、日本大学文理学部応用数学科助教授を経て、日本大学文理学部情報システム解析学科教授、理学博士。専門、理論計算機科学、特に、計算量理論とアルゴリズム論。受賞、1998年欧州理論計算機学会/米国計算機学会ゲーデル賞。日本IBM科学賞。1999年日本大学学部賞。2000年電気通信大学同窓会賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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