出版社内容情報
理工系の学生を対象に、基本的な微分方程式の理論の解析と、その演習を目的とした入門書。数学的に厳密になりすぎないように、基礎的・基本的な例と例題を多数あげながら丁寧に解説する。
内容説明
微分方程式の理論の解説と演習を目的に書かれた教科書・参考書である。正規形の微分方程式の解の存在定理からはじめ、解曲線を図形的に求める。つぎに、初等的な求積法と高次の微分方程式、線形微分方程式の解法を数多くの例と例題により丁寧に説明する。さらに、連立微分方程式の章では線形代数の果たす重要な役割を、線形微分方程式とともに述べる。級数を用いた解法では、級数が微分方程式を解くうえでいかに役立っているかを学ぶ。各節末には豊富な演習問題と詳しい解答も付されており、初学者のために微分方程式をやさしく解き明かした好著である。
目次
1 1階の常微分方程式
2 高次の微分方程式
3 線形微分方程式
4 連立微分方程式
5 整級数を用いた解法
公式
著者等紹介
三宅敏恒[ミヤケトシツネ]
1966年大阪大学理学部卒業。Princeton高等研究所研究員、大阪大学助手、京都大学講師、University of Washington助教授、北海道大学大学院理学研究院教授などを経て、北海道大学名誉教授。Ph.D.(Johns Hopkins大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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