内容説明
ドブリュシン、ランフォード、ルエールらにより導入されたギブス測度は、統計力学を数学的に研究する出発点となった。本書では、ギブス測度を用いたスピン系相転移現象の数学的理論を発展に沿って解説し、パーコレーション、クラスター展開などの手法についても紹介する。
目次
1 有限ギブス測度
2 平均場モデルにおける自発磁化
3 ギブスの自由エネルギーと比磁化
4 パーコレーション
5 ギブス測度
6 相転移
7 クラスター展開
8 格子スピン系の相転移のさまざまな話題
著者等紹介
黒田耕嗣[クロダコウジ]
1974年東京教育大学理学部卒業。1976年東京教育大学大学院応用数理学専攻修士課程修了。日本大学大学院総合基礎科学研究科教授、理学博士
樋口保成[ヒグチヤスナリ]
1972年京都大学理学部卒業。1974年京都大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了。1977年京都大学大学院理学研究科数学専攻博士課程修了。神戸大学理学部数学科教授、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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