内容説明
本書は、社会科学諸専門分野の学生を念頭においてまとめられた「データ分析」の教科書・参考書である。「統計学分野の教育課程編成上の参照基準」において学ぶべき内容に従って構成されており、データ分析の理論と方法について、実際に応用する側の視点から、データを扱うための必要最低限の基礎的内容を解説する。数学を得意としない学生を念頭におき、難しい用語をできるだけ避けつつ、日常生活に密接に関わる事例とデータを用いて、わかりやすい言葉で、数式の詳しい説明とともに平易に述べる。「統計学」「データサイエンス」および「社会調査入門」を学ぶ大学生ばかりでなく、現場でデータ分析に従事している社会人にとっても絶好の入門書である。
目次
1 データの生成(統計学への招待;データの源泉;標本データ;調査によるデータ収集)
2 データの整理(データの可視化;データの記述:中心傾向測度;データの要約:散布度測度;2変数間の関連)
3 確率統計の基礎(確率の基礎;確率モデル;確率とシミュレーション)
4 統計的推論(信頼区間;有意性検定;統計的推論の応用;質的データの関連分析)
著者等紹介
鄭躍軍[テイヤクグン]
1995年東京大学大学院農学生命科学研究科修了。統計数理研究所助手、総合地球環境学研究所准教授を経て、同志社大学大学院文化情報学研究科教授、博士(農学)。専門は統計科学、社会調査論、計量社会科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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