内容説明
本書は、統計データ解析の手法とその意味が理解できるよう、初学者向けに解説された入門書である。基本的なデータ解析の手法について具体例をあげて解説するとともに、その背景にある数学的理論についても懇切丁寧に解説する。さらに、実践で役に立つよう、表計算ソフトであるＥｘｃｅｌを用いたデータ解析の具体的な方法についてもふれている。なお、データ解析の数学的理論を学ぶにあたって必要となる微分積分や線形代数などの基本的な数学的概念については、必要になる時点で説明され、初学者がとまどうことなく読み進められるよう配慮されている。
目次
関数の微分と積分
正規分布、および確率変数と確率密度関数
正規母集団についての仮説検定
実験計画
相関
出現度数を用いた仮説検定
順位数を用いた仮説検定
主成分分析
模擬母集団からのサンプルデータのつくり方
Ｅｘｃｅｌを用いた５％点の求め方
著者等紹介
押川元重［オシカワモトシゲ］
１９６２年九州大学理学部数学科卒業。１９７５年理学博士。放送大学特任教授・福岡学習センター所長、九州大学名誉教授
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