内容説明
本書は、複素数体上の古典群(一般線型群、直交群、斜交群)と対称群の表現論を、その組合せ論的側面とともに、基礎から詳述した書である。上巻では、まず第1部で、古典群の定義、代数群の概念の導入からはじめて、古典群の構造、性質を代数群の観点から考察する。そして第2部では、表現論の一般論を準備し、簡約型代数群の有理表現の特質である完全可約性と最高ウェイト理論を古典群に則して説明する。また、下巻の議論で必要となる半単純環の表現論についても解説する。
目次
1 古典群とその構造
2 代数群としての古典群
3 群の表現と指標
4 古典群の最高ウェイト表現
5 半単純環とその表現
付録 代数系の基礎、線型代数
著者等紹介
岡田聡一[オカダソウイチ]
1962年堺市(大阪府)に生まれる。1990年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。名古屋大学大学院多元数理科学研究科助教授。専門は組合せ論・表現論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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