内容説明
本書は、単なる計算方法の修得を目的としているのではなく、理論が組み立てられていく過程、概念導入の動機など、微分積分の背景にある「考え方」に重点をおいてまとめた、初学者向けのテキスト・参考書である。高校数学では直観的理解ですんでいた収束の考え方をε‐δ論法を用いてより厳密に取り扱うなど、大学の数学で新たに導入される考え方・概念を、抽象的概念にとまどうことなく読み進められるよう、具体例を挙げながら懇切丁寧に解説する。
目次
1章 数列
2章 連続関数
3章 微分法
4章 積分法
5章 極限関数