内容説明
本書は、初学者向けに、関数論の基礎をできる限りわかりやすく、興味をもって学習できるよう編まれたテキスト。図を豊富に用いて、幾何学的かつ直観的な理解がはかれるよう解説。数学的厳密性についてもおろそかにせず、要点をはっきりさせ簡潔な証明を与える。各節末の問には基本的問題から応用問題まで取り上げ、学習の理解を深める。著者の長年の講義経験が随所に生かされ、短時間でminimal essentialを修得できるように工夫された好著である。
目次
1 複素数と複素関数
2 複素関数の微分
3 等角写像
4 複素関数の積分
5 級数展開