内容説明
本書は、著者の講義経験をもとに、理工系の学生向けにまとめられた線形代数学の入門的解説書である。本書の特徴は、「一般の理工学系の学生のみならず数学専攻の学生でも満足できる内容」「線形代数を学ぶことの動機づけが書かれている」「1次独立性に関する例が豊富」、そして「数式処理ソフトの使い方についても言及されている」ことである。さらに、「行列式の絶対値が対応する平行体の体積である」ことがきちんと証明されているのも本書の特色である。
目次
1章 行列とベクトル
2章 空間のベクトル
3章 行列式
4章 ベクトル空間
5章 一般の体上のベクトル空間
6章 固有値と固有ベクトル
7章 座標と表現行列
8章 内積と対角化
9章 ジョルダン標準形
10章 双対空間、商空間、テンソル積
著者等紹介
雪江明彦[ユキエアキヒコ]
1986年ハーバード大学大学院数学科修了(Ph.D.)。東北大学大学院理学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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