内容説明
本書は理工系学部の学生にとって必須の知識である(複素)関数論の自習用参考書である。各節のはじめに基本事項を定義・定理・系・注意・例の形で説明し、その後に例題とそれに関連した練習問題を掲載する。問題は、関数論の諸概念や、定理を正確に身につけて多くの分野において活用できることを目標に、代表的、基本的なものを中心に取り上げてある。
目次
1 複素平面
2 複素関数
3 正則関数
4 1次変換、整級数、初等超越関数
5 複素積分
6 コーシーの積分定理と正則関数の積分表示
7 正則関数に関する諸定理
8 有理型関数
9 偏角の原理、零点および極の個数
10 種々の話題