出版社内容情報
明治以降の日本の山村に存在してきた共有林について、地域開発に係わる事業展開に際した利活用の歴史的分析および
山村社会の社会経済的な外部インパクトへの対応分析などから、共有林の機能と役割を時系列的に明らかにした。
目次
第1篇 現代における山村問題と共有林(過疎化の地域差とその要因―共有林野の人口抑制機能に関する考察;山間集落における持続的な「むらおこし」とその存立基盤―京都府旧美山町芦生を事例として)
第2篇 山村における電気事業の展開と共有林(国家管理以前における電気事業の性格と地域との対応―中部地方を事例として;戦前における村営電気事業の成立とその地域的条件―長野県下伊那郡旧上郷村を事例として;戦前における村営電気事業の成立過程と部落有林野―長野県上伊那郡旧中沢村を事例として;ダム建設に伴う水没村落の移転形態と村落構造―奈良県十津川村迫と福井県今庄町広野二ツ屋の場合)
著者等紹介
西野寿章[ニシノトシアキ]
1957年12月京都市生まれ。1980年3月奈良大学文学部地理学科卒業。1986年3月愛知大学大学院経営学研究科(経済地理学専攻)修士課程修了。学部卒業後、編集者、民間シンクタンク研究員、高校教員を経験。1988年4月高崎経済大学経済学部助手(附属産業研究所専任所員)。講師、助教授を経て、2000年4月高崎経済大学地域政策学部教授。2008年4月高崎経済大学附属産業研究所長(2011年3月まで)。2011年3月博士(地域社会システム)愛知大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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