内容説明
本書は、カイロ会議開催の次の年にすでに出版を企画したものである。カイロで採択された人口行動プログラムにみられる、パラダイムの転換ともいうべき新しい構想に注目しつつ、21世紀におけるひとつのアポリアともいうべき世界の人口問題を展望し、分析し、われわれがこれにどのように対応し、いかに行動すべきかの方策を探究しようとしたものである。
目次
第1章 世界人口の動向と展望
第2章 出産の外部性と人口政策
第3章 人口高齢化と世代間扶養
第4章 人口の大都市集中と環境破壊の諸問題
第5章 国際人口移動の現状と課題
第6章 家族計画とリプロダクティブ・ヘルス
第7章 ジェンダーと人口問題
第8章 人口・家族政策の展開と有効性
第9章 地球の人口扶養力と持続可能な開発
著者等紹介
浜英彦[ハマヒデヒコ]
1925年東京都生れ。元・成城大学教授。理学博士
河野稠果[コウノシゲミ]
1930年広島県生まれ。麗沢大学教授。Doctor of Philosophy(社会学博士)
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